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第10回活動紹介 株式会社びわこ銀行 (賛助会員企業)

 2009年10月2日(金)、琵琶湖湖畔にある株式会社びわこ銀行・本店を訪ね、企画部広報・秘書チームマネージャーの松岡昭宏様、環境事業部部長の徳永博史様、リスク統括部次長兼お客様サービス室長の長澤嘉徳様にお話を伺いました。

<活動のご紹介>

1.会社の事業内容

 1942年、滋賀無尽株式会社として近江八幡市に発足、1989年、普通銀行転換に伴い株式会社びわこ銀行に商号変更・発展してきた。営業力の強化・リスク管理の高度化・顧客保護の徹底を3本柱として、「地元に役立つ“じぎん”」を目指して、積極的な活動を展開している。また、銀行ビジネスとして環境問題に取り組み、2008年度には環境省から環境先進企業として「エコ・ファースト」企業に認定された。
 びわこ銀行は、専門店型営業態勢を採用し、個人取引に特化した支店(65支店)、企業取引の法人営業本部(15拠点)、土日祝も営業する「ローンプラザ」(9ヵ所)に分けて、お客様に最高最善の商品・サービス・情報を提供できるよう努めている。
 ローカウンターで座ってじっくり説明し、様々なニーズ・財産内容にマッチする商品を案内するなど、説明責任を貫徹し顧客保護を徹底している。リスク管理の高度化にも取り組み、他行との差別化を図っている。中小企業との取引では、ABL(動産担保融資)に積極的にチャレンジし、2009年9月末現在31億円の累計取組実績がある。
 また、2010年3月には関西アーバン銀行との合併を予定している。合併の目指すところは、①関西トップ銀行を目指すこと、②新しいタイプの広域型リテール専門地銀になること、③三井住友銀行の戦略子銀行(連結子銀行)になることである。前向きかつ戦略的な合併であり、地元経済の発展を期している。

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2.環境先進企業(環境銀行)として取り組み

 滋賀県は琵琶湖を抱える土地柄もあり、環境問題に対する関心が高く、びわこ銀行も以前から様々な取り組みを行なっている。2001年には第二地銀として最初のISO14001認証を取得した。また、全国に先駆けてクールビズ・ウォームビズを率先して取り入れた。2001年当時はお客様がネクタイ+ジャケットなのに、ノーネクタイ、ジャケットなしの接客に申し訳ないような戸惑いもあったが、お客様の反応は意外に良好だった。
 一方では、琵琶湖の透明度で利息が上がる「エコクリスタル定期預金」をはじめ、毎年環境に関するユニークな商品を販売し、本年9月からは「eco定期預金~カーボンオフセット~」を発売している。銀行ビジネスとして、環境負荷低減商品すなわち環境金融商品の提供を積極的に推進している。
 また、1992年には創業50周年を記念して「財団法人びわぎん緑と水の基金」を設立。毎年、植樹や清掃活動、苗木の寄贈などを通して環境保全に取り組むだけではなく、地域と活発に交流し、企業と顧客という垣根を取っ払い、地域に根ざした“じぎん”として、消費者に最も近い存在感のある企業としての活動を行なっている。

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3.消費者志向経営とお客様サービス室

 本店リスク統括部にお客様サービス室を設置し、苦情等の消費者情報を一元管理している。お客様からの苦情は原則として各支店が対応し、その情報はお客様サービス室に集約している。集約された情報は、お客様サービス室で直接受けた苦情と合わせて、毎月開催する「サービス向上委員会」で検討し、業務改善に活かしている。内容により、役員をメンバーとする「コンプライアンス会議」に諮っている。その結果、お客様の保護・満足につながるとのお客様サービス室長の言葉に、苦情と真摯に向き合いお客様の声に耳を傾けようとする姿勢を強く感じた。
 金融業務という性格上、消費生活アドバイザー有資格者の在籍はないが、金融業界におけるお客様対応も含むコンプライアンス資格である「金融コンプライアンスオフィサー」を取得必須資格として位置づけており、研修会開催や受験料助成など、資格取得をサポートし、消費者志向への積極的な取り組みを行なっている。

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4.NACSへの期待

 頭取による大学での講演など、公企業としての役割の遂行に取り組んでおり、NACSには、消費者問題における異業種交流のコーディネーター機能を期待しているとのことであった。 

<訪問を終えて>

 取材の中で語られる環境銀行として取り組まれている熱意に、びわこ銀行の使命感・責任感を感じました。経済の要である銀行が、消費者目線で「地元のお役に立つ“じぎん”」を目指し、環境問題に熱心に取り組まれている姿は、私達一人ひとりに改めて環境に目を向けるきっかけや、取り組みを促す環境意識改革につながると思いました。日頃、銀行の窓口との接点しか持たない消費者にとって、リサイクル活動・清掃・植樹などの活動は、銀行を身近に感じられるものではないかと思います。そのような日常の中での身近な理解が、消費者と企業との信頼関係の構築につながり、ひいては、日本経済の未来も明るいものにするような気がしました。
 ご説明いただいた銀行の方々のお話は、丁寧で分かりやすく引き込まれる魅力と説得力がありました。NACSの活動にも理解をいただき、賛助会員企業としてご参加いただいているびわこ銀行の姿勢に、改めて感服いたしました。

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